今年は1年間の振り返りネタがあるので書き残しておきます。
「URL化」を意識するようになった1年
今年1月に fukabori.fm というポッドキャストに出演されていた @t_wada さんの回(2019年2月)を聞いて、それ以降「URL化」を意識するようになりました。
なので「URL化」を意識した一年だと思います。
この「URL化」というのは
ソフトウェア開発に強い組織を保ち続けるにはどうしたらよいでしょうか?
という問いに対する回答で @t_wada さんが答えられていたものです。
設計判断を言及可能にするために url に残すと、それらを蓄積していくことが可能となります。
例えば、Githubのよいところは、コミットとかソースコードの範囲にurlが振られるのでそれについて言及できるところで、設計判断はただ書き残すのではなく、urlが貼れる状態で蓄積していき、それらを検索可能にしていくのが重要とのことでした。
なのでDMチャネルは良くないという話になるし、なるべくパブリックなところで設計判断しようとなります。
詳しくは下の記事に書いてあります。
これを機に身の回りのものに目を向けてみると、わりと多くのものがURL化できているとわかりました。
- 要件メモ
もともとExcelで記載されていたものがコンフルに記載するように - 課題・タスク管理
BacklogやAzureDevOpsを使うように - ソースコード
SVNからGithubやGitlabになった - デザインカンプ
Photoshop や Illustratorだったが、Sketch+Abstractになった - コミュニケーション
メールだったものが Slack や Teams のようなチャットになった - 議事録
ADRというエンジニアリング手法を使ってちゃんと書き残して検索可能に - 日々のやったこと
ブログに毎日の行動記録を残す
ただ、まだまだできていないことがあります。
強い組織をつくるため、URL化できていないものをなるべくURL化するよう引き続き動いていきたいです。
デザインシステムへの理解
KOEL のデザイナーぽんすなさん(@tomoyukiarasuna)が開催されているデザインシステム雑談会に参加できたことは今年よかったことの一つです。
フロントエンドエンジニアとしてデザイナーとの協業を考える中で、たくさんのデザイナーさんと会話できたのがよかったです。
デザイナーとフロントエンドエンジニア間の開発の悩みは十人十色かと思いますが、なるべくその隔たりをなくすようにしていきたいと思いました。
そして、同時期にThe 12 Factor Desig-Systemという記事を書きました。
The 12 Factor Desig-Systemはデザインシステムをしてきた自分の経験を12のベストプラクティスにまとめた方法論です。
複数人の方にみていただき、それなりに良い評価を得たのでよかったです。
デザインシステムに関しては、自分がやってきたことがそれほどズレていないということわかったので、引き続き研究していこうと思います。
ほぼ毎日ブログ達成
これは直前の記事にも書きましたが、今年は営業日分のブログ記事を書きました。
技術的にはフロントエンドとして、TypeScriptやNext.jsに触れることができたし、ElasticsearchやFastlyにも触れられてよかったです。
やはり、自分のやってきたことの「URL化 」によって、ノウハウの蓄積と検索可能になったことはすごく効果がありました。
来年も続けていきたいと思います。
来年に向けて
いま「一番の下手くそ」でいられる環境にいられて本当幸せなんで、来年も頑張って食らいつこうと思います。