Atomic Designの作者Brad Frost氏が最近デザインシステムの考えを変えた話
デザインシステムは「時間を節約し、品質を向上させる」と話題になっている
しかし、プロダクト全ての課題を解決しようとすると失敗するよという記事
デザインシステムがしっかりと確立してくると、すべての標準をデザインシステムに押し込みたくなることがある
2016年ごろによく使われていた図がそれを表している
ただ、Brad Frost氏はこの「すべてがデザインシステムの下」というのが、システムを扱いにくくしていることがわかったと述べている
デジタル製品のあらゆる側面を説明するためにデザインシステムに過度の負担をかけすぎたせいで、組織全体に多くの混乱を招いたとのこと
なのでデザインシステムはユーザーインターフェースを定義するにとどめるのがちょうど良いよというのが考え
そして、UIでもデザインシステムがプロダクトチームに起こりうる全ての問題を解決するわけではないので、さらに以下の3つに関する規則を確立することがよいとのこと
- 1回限りの雪片
- プロダクト固有のレシピ
- デザインシステムのコンポーネント
これによりUIを適切なレベルに配置して、製品固有のソリューションでデザインシステムのコアを汚染することなく一貫性を促進し、再利用を最大化できるとしている
感想
わたしは最近、DDDやPMBOK第7版の概要を知って、デザイナーもエンジニアもマネージャーもみんな同じことを言っているなと感じていて、デザインシステムを通して(なんでもよいが)みんな同じ視座になれるのではと思っていたが、この記事を読んで少し踏みとどまった
あと、まさにデザインシステムのコンポーネントに全てを予測して収めようとしているが、どこまでやるか迷っていた
プロダクト固有
、1回限り
というのが確かにでてくるので、この考え方は参考になった