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つぶやきの延長のつもりで、知ったこと思ったこと書いてます

【Design System】デジタル庁のダッシュボード作成ガイドライン

デジタル庁が行政や公共機関、民間企業の人々が見やすいダッシュボードを効率的に作るための方法を提供している

内容がとても良かったのですぐ引き出せるようにメモ

www.digital.go.jp

ダッシュボードには、2つの類型があるらしい

  1. 現状を基準と照らし合わせ、異常などに素早く気づき、行動の必要性を判断する「提示型」
  2. 明確な判断基準がない事柄について、差分を発見したり、その源流を特定して掘り下げる「探索型」

ここでは「提案型」を中心に取り上げている

ダッシュボード作成手順

要件の整理

まず要件を整理する

ここでは、要件定義ワークシートが用意されているので、これを使う

  • 目的を定義する
  • 制約条件を定義する(パソコンとタブレットサイズに対応する必要がある、重要な指標は多くても3枚以内でまとめる、など)

プロトタイピング

実装前にプロトタイプを作って関係者と話し合う

ここでは、ダッシュボードイメージ作成キットが用意されている

  • 載せるべき情報の整理をする(必要な情報の一覧化、グラフ候補の選定)
    • 載せるべき情報を選ぶ際の原則
      • 目的に則する
      • 分解できる
      • 違いに気付ける
      • 鮮度が高い
  • プロトタイプを作る(表層の前に、骨格となるレイアウトを決める)
    • ダッシュボード設計の原則
      • 構造を伝える
      • 適切な情報量にする
      • 複雑な操作を要求しない
      • 比較対象を提供する
    • レイアウトは左上から右下に向かって全体が並ぶように配置する
  • 関係者と話、フィードバックを得る
    • 次にステップで進める
      1. ヒアリングする
      2. 反映方針を検討する
      3. 改善する(1に戻る)

情報表現のポイント

  • グラフの種類と選び方
  • カラーパレットはデジタル庁デザインシステムから選ぶ
  • 組み合わせは以下
  • コントラスト比の考え方
    • 3:1のコントラスト比を確保
    • マウスオーバーかフォーカス時に数字を表示
    • グラフの色面領域の近くに数値を記載
    • 色覚多様性の考慮
  • グラフ設計の原則
    • 知りたいことを知れる
      • シンプルにする
      • 強弱をつける
      • 意味のある順列にする
      • 待たせすぎない
    • 誤解を生まない
      • わかりやすく表記する
      • 表現を歪曲しない
      • データを定義する
      • メタ情報を記載する