GTMのクリックトリガーをつかって要素のクリック回数を計測したい
計測したい要素にclassを付与しておき、そのclass名が付与された要素がクリックされた場合のみカウントするということができる
そして、それをGAのタグと関連づけることでユーザーの行動をトラッキングすることが可能になる
罠
上記の設定でユーザーのクリック数の計測ができるようになったので、ABテストを行なってみた
具体的にはAパターンではボタンで遷移をさせていたのを、Bパターンでは画像を大きくしてカセット全体をクリックできるようにした場合のクリック率を比較した
初速をみたところBパターンが爆発的にクリックされる結果となった
大成功か?と思ったが、これの妥当性を調査したところ、クリックトリガーの仕様を理解していなかったことがあり、それが原因でBパターンが爆上がりしていることがわかった
仕様を理解していなかった点は計測したい要素の子要素がクリックされてもトリガーが発火してしまうこと
つまり、Bパターンの場合だと次の画像(前の画像)をみる矢印をクリックする度にカウントされてしまっていた
これを修正することによりBパターンのクリック数を妥当な値にすることができた
もう一つの罠
実はAパターンも想定よりもずっと低いクリック数になっていた
この原因はGTMで設定したクリックトリガーの発火条件でトリガータイプが「クリック - リンクのみ」になっていることだった
これはaタグにしかカウントしないという意味であるが、GTMの設定と実装者が別々で「このclass名をつけて」という会話をしただけだったので、aタグではなくbuttonタグにclassを付与してしまっていた
こちらもaタグにclassを付与することで妥当な値にすることができた
まとめ
GTMのクリックトリガーを利用する場合は以下の注意点があることがわかった
- クリックトリガーの子要素も反応してしまう
- classを付与する要素は「リンクのみ」ならaタグにつけなければならない