10/8にFigmaの初のデザインシステムに関するオンラインイベント「Schema2021」が開催された
前日も徹夜気味だったので流石に参加できなかったが、翌朝すぐタイムラインを見た感じ以下の図がバズっていて、その後もタイムラインでよくみかけるようになった
これはFigmaのプロダクトディレクターのSho Kuwamoto氏のキックオフで出された図のようなので、とりあえずこの部分だけみてまとめてみる
他は後日まとめる
Conference Kickoff
FigmaのプロダクトディレクターのSho Kuwamoto氏のキーノート
自身がMicromediaでDreamWeaverを作っていた1997年から現在のFigmaでの2021年までの話
当時はどうだったのか、それから今までどう変わったのかについて語られていた
面白かったのは、Figmaの哲学
Kuwamoto氏がDreamWeaverを作っていたとき、ユーザーがフォトショでデザインしたものをDreamWeaverにデザインし直してコードにするというところに課題を感じていた
具体的には、フォトショによるフリーフォームデザインとDreamWeaverによる構造化されたデザインの行き来に課題があると感じていた
フリーフォームデザインは右脳的で自由な発想で縛られずにデザインするものだが、構造化されたデザインは左脳的で機能に縛られながら無駄なく組み立てている行為になるので脳のモードが違う
ただ、デザインにはフリーフォームデザインと構造化されたデザインの両方のデザインアプローチが大切なので、これら2つのモード間を気軽に移動できるようにしようというのが2015年からあるFigmaの哲学の一つだそう
例えば、色の定義はプライマリーとかセカンダリーを決めた後でも、フリーフォームデザインによる変更を許容するなど
デタッチやオーバーライドしたりとデザインシステムから逸脱することはイライラしちゃうけど、右脳によるデザインも大事だから許容できるようにするべきだよねっていっていた
そして2021年、フリーフォームデザインと構造化されたデザインをいったりきたりすることで正しく探求できるようにするのと同時に、構造化されたデザインとコードをいききするのも気にかけていきたいという話し
その間を繋ぐのにはデザインシステムが優れているよねーと説明するときに出てきたが最初に説明した例の図だった
デザインシステムの具体的な話はなかったが、課題を一気に解決することはできないので、みんなのアイデアを共有し、小さな変化から少しずつ前進していきましょうみたいな話でおわった
フリーフォームデザインと構造化されたデザインをいったりきたりしやすくするというFigmaの思想はなるほどなと思うのだが、いまはまだデザインの変更に耐えられるデザインシステムがつくれてないなと感じた